感情の欠落した部分は孤独故だろうか。
決して彼には言わないけれど。気付いていないのか?人に悟られたく無くて虚勢を張って、生きているのか?母親に棄てられ、どうしようもなく母性に飢えているのか?

(だったら女を抱けばいいのに)

共有など、出来ないことを分っているのだろうか、あの方は。淋しさで目が曇って理解出来なくなったのでは?


(とはいっても、拒否など出来る筈が無いのだが)

次の日が辛いから、あまり好きではないのだがな…と呟きながら、今日も私は彼を待つ。